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産後の生活のポイント

 ●  乳腺炎の予防

産後に結構多いおっぱいのトラブルが乳腺炎です。手当が早ければ軽くてすみます。悪化させる前に予防が大事です。自己流の治療や、なまはんかな知識でマッサージなどするとかえって悪化させ、乳房を切開し、排膿したりする必要が出てきたりします。以下のことを十分注意してください。

① 授乳間隔を4~5時間以上あけないこと:
   搾乳をきちんとすること。残った分をきっちりと搾り取る習慣をつけることが大事です。
② 乳首の穴(乳管)が詰まっていないか確かめること:
   詰まっている場合には、乳首をしごいて母乳を出してください。どうしても出ない場合や、白いニキビ様のものが詰まっているときには産科主治医を受診して下さい。
③ 乳首はいつも清潔にすること:
   乳頭に亀裂があったりすると、痛みを伴い乳腺炎を起こしやすく成ります。適切なお薬を塗り搾って飲ませるほうがよいでしょう。
④ 食べ物に注意すること:
   脂肪の多いものや甘い物ばかり取ると、乳管が詰まりやすく母乳の味が変わることがあります。新鮮な野菜をたくさん取り、和食中心の食生活にしましょう。
⑤ 乳房にしこりや痛みや熱を感じたらすぐ受診しましょう。

 ●  赤ちゃんのために気をつけること

① 部屋:
   赤ちゃんの部屋は南向きの明るく、暖かい部屋があれば最適です。日光を充分にいれることによって黄疸も軽減します。ときどき換気をしましょう。直射日光は避けましょう。
② エアコンについて:
   夏にはエアコンで温度が下がりすぎないようにしましょう。25~26℃が望ましい温度ですが、直接風が当たらないように注意して下さい。冬場はパネルヒーターによる暖房が一番清潔で安全です。ガスや石油器具は充分な換気と加湿器などを使って湿度にも注意しましょう。ストーブの上にやかんなど置くと大変危険ですから、絶対にやめましょう。赤ちゃんはなかなかうまく自分で体温の調節ができません。室温に注意して、まめに衣類の調節をして下さい。
③ 便秘について:
   母乳不足やミルクの赤ちゃんは、便秘しやすいので沐浴の後に、湯冷ましや、薄い砂糖湯などを与え、水分の補給をして下さい。3日以上便がなければ、綿棒の先にベビーオイルかオリーブ油をつけて、肛門を刺激して下さい。母乳や育児に関して、あまりに神経質にならないよう、気持ちの余裕が大切です。つまり、こんな時こそ、お父さんの手助けがとても大事になるのです。育児は二人の共同作業で!

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