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緊急避妊法(性交後避妊法)について

 最近、内服妊娠中絶薬(RU486)の誤った使い方で子宮外妊娠の患者さんが危険な状態で救急病院に運ばれたり、服用後に出血が止まらないトラブルを起こしたりしていることが話題となっています。中国製のRU486をインターネット輸入代行業者から購入し、誤った使用での事故です。もちろん日本ではRU486自体が薬事法で許可されていない薬剤です。

 RU486は成立した妊娠を中絶する薬剤ですが、性交渉後72時間以内であれば、妊娠の成立自体(排卵や着床や受精)を防ぐことができる薬剤の服用方法があります。これを緊急避妊ピルと呼んでいます。服用する薬剤は中容量ピルで卵胞ホルモンと黄体ホルモンの合剤(ドオルトン)です。性交渉後72時間以内に2錠服用し、さらにその12時間後に2錠服用すると避妊できます。

 しかしながら、100%確実に避妊できるわけではありません。報告によると97.4%の高い避妊率がわかっています。主な副作用は、吐き気、嘔吐、気分不良などが主たるもので致命的な副作用はありません。 コンドームの予期せぬ損傷や希望しない妊娠をさけるためには、現在の日本で法的にも全く問題のない適切な避妊法です。全国組織としての緊急避妊ネットワークがありますので、日本のどこでも薬剤を手に入れる事ができます。毎回の性交渉後に服用するようなのみ方は推奨できません。低容量ピルを毎日服用する方が望ましいでしょう。

詳しいお問い合わせは、緊急避妊ホットライン
03-3235-2694
月曜から金曜10時から16時へどうぞ。

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