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掻爬手術よりも安全な流産手術を!

流産してしまった時などに子宮の中をきれいにする目的で、子宮内溶除去術をすることがあります。しかし以前からの掻爬手術の方法では盲目的な手術のために、経験が必要でした。また危険な合併症も起こっています。子宮に穴が開いたり、消化管損傷に気がつかないままで死亡した例などが報告されています。今回は安全な、流産手術をご紹介いたします。

-流産手術とはどんな手術ですか?

 流産したときなどに、子宮の中に残っている内容物を除去して次の妊娠がうまくいくようにする手術です。元来は、子宮の入り口をヘガールという鉄製の器具を使用して、だんだんと広げていきます。妊娠した子宮は柔らかくなっているので、この操作の時に、子宮に穴を開けてしまうことがあります。さらに、それに気がつかず、腸などの損傷まで起こした症例も報道されています。子宮自体は目で確認できないために、手術経験が少ないとその可能性はありますが、経験のある医師でも思いがけず子宮に穴を開けることはあります。

-それでは安全な流産手術について教えてください?

 まず、子宮の入り口を開くときに3mm程度の大きさの棒状の親水性ポリマーなどを挿入します。この子宮頸管拡張法では、柔らかいので子宮に穴を開けることはありません。そして、掻爬手術ではなくて子宮の内容物を吸引する方法をとります。重要なことは超音波検査を腹部から併用しながら、吸引管が子宮のどこにあるのか目で確認しながら施行することです。この吸引法は手術時間が極めて短いために、使用する麻酔薬が少量ですみます。麻酔薬には呼吸抑制作用があるわけですから、少ない量だと安全です。また、術後の出血量もとても少なく数グラムの時もあります。

-流産出後の注意点や問題点についても教えてください?

 流産手術後の子宮の内容物の顕微鏡検査は大変重要です。肉眼では異常がなくても、悪性疾患が潜んでいることがあるからです。また、子宮外妊娠を否定すらためにも、子宮内の妊娠であった証拠として確認する意味もあります。手術後は、次回の妊娠のために、基礎体温などをつけると役に立ちます。

-人工妊娠中絶も同じ手術なのですか?

 手術の手技は全く同じです。ただ、健康保険はききませんので注意しましょう。

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