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2時間に10回以下の胎動では赤ちゃんの検査(NST)を!

-胎動カウント法で赤ちゃんの元気さを確かめて!-

胎動は、妊娠しているお母さん自体が簡単に観察できる胎児の重要な情報です。

胎動がわかり始める時期は初産婦さんで妊娠20週前後に、経産婦さんでは18週前後に感じ始める事が多いようです。

胎動は胎児死亡の前には減少することが多く、妊娠後期の胎動の減少は胎児機能不全や胎児死亡の予兆になることが報告されています。


-胎動とは何ですか?

 胎動は、妊娠しているお母さん自体が観察できる子宮内での胎児の動きのことです。胎児の元気さの指標になる重要な情報で、初産婦は妊娠20週前後に、経産婦は18週前後に感じ始めます。また、陣痛が起こると胎動は減少することもわかっています。
 

-正常な胎動の回数はどれくらいですか?

 胎児の胎動を10回感じるのにかかる時間を計る方法(10回カウント法)では、
妊娠22週から35週にかけては10分程度ですが、妊娠35週から40週にかけては15分程度となります。それ以降は妊娠42週に向けて胎動の回数は減る傾向にあります。
 

-胎動の回数が減ってきたときには何が起こっているのですか?

 生理的には胎児が睡眠中であれば、(赤ちゃんも20分単位で睡眠と覚醒を繰り返しています。)胎動は減少します。胎動が減少しても20分前後で動き始めるようなときは、睡眠中の時です。これは異常ではあrません。ただし、2時間以内に10回以下しか動かないときには、赤ちゃんに何か不都合なことが起こっていることがありますから、いそいで受診してください。胎児の消化器系異常でも胎動が減少した症例があります。
 

-胎動減少している時に追加すべき検査は何ですか?

 胎動が減少しているという訴えのお母さんに対しては、まず超音波検査で胎児の様子(四肢の屈曲、羊水の量、呼吸様運動、筋緊張)を観察し、NST(ノンストレステスト:胎児の心拍数の変化)を調べることによって、赤ちゃんの元気さを確認することが重要です。
 

いずれにしろ、生まれる前からの赤ちゃんにたいするお母さんの日頃のやさしい気配りが大切な事なのですよ。
 

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