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若い女性に増えてきている子宮頚癌

-子宮頚癌の死亡率の減少傾向は見られません。むしろ増加しています。
新しいタイプの子宮頸部上皮内癌が増えてきています。


 我が国では子宮頚癌の死亡率は減少すると予測されていましたが、これまでにその傾向は認められず、近年、死亡数は増加傾向です。特に、20~30歳代の子宮頚癌が増えています。普通の子宮頚癌とタイプの異なる子宮頚部腺癌の増加がその一つの要因となっています。20から30歳台の若い人達こそ子宮頸がん検診を受けることが重要です。

-子宮頚癌の死亡率の減少傾向は見られないのですか?

近年、子宮頚癌の死亡数が増加傾向に転じており、今後の推移を注視する必要があります。特に20~30才代の子宮頚癌が増えてきています。また、たばこは子宮で発がん物質を作り出素事が照明されています。喫煙は子宮癌のリスクを高めます。

-子宮頚癌でも違うタイプの子宮癌が増えているのですね。

最近、子宮頚部腺癌が増加してきています。この癌はHPV18型が原因かと考えられていますが、一般的な子宮頚癌(扁平上皮がん)と異なり子宮頚管の奥深い部分に発症するために、子宮頚部細胞診検査いわゆる子宮がん検診で発見されることが難しいのです。また、発症してからは治療が大変困難なために、いかにして上皮内がん(前がん状態)で見つけ出すかが重要です。

-子宮頚部腺癌をより早期に発見するためには何が必要ですか?

子宮頚部からの細胞をより的確に採取するために、子宮頚管の細胞を摂取する頸管ブラシの併用が重要であることに加え、一般の子宮頚部細胞診異常に合併することが多い事が分かっています。上皮内腺癌のことも考えて綿棒で子宮頚部の細胞をとブラシで子宮頚管内の細胞採取する事を併用して検査することが重要です。

-最後に重要なことは何でしょうか?

 子宮がん検診に携わる医師自体が、増加してきている子宮頚部腺癌を頭に刻みつけておいて、特に20~30歳代の子宮頚癌検診では綿棒とブラシの併用し腺癌細胞を見つけるぞという意気込みが一番大事でしょう。

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