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エイズ、20代は過去最多!増加傾向にある九州地区

 厚生労働省エイズ動向委員会は、2014年に新たに報告された20代のエイズウイルス感染者が349人であり、過去最高であると発表しました。また、2010年以降は九州でも患者数が増加傾向にあることが分かりました。

厚生労働省によると、2014年の1年間に報告された感染者は1091人で、検査を受けないままエイズを発症するいわゆる「いきなりエイズ」患者が455人いました。

感染者のうち、20代は349人であり1985年以降で最も多い数でした。
30代の患者(347人)を上回ったのも12年ぶりであり、低年齢化が危惧されています。
地域別の患者数では、全体の20%をしめる東京都など都市部が多いものの、罹患率(エイズに罹っている割合)の1位は沖縄でした。沖縄県は外国人観光客などの多さが原因と考えられています。

教育機関での10代に向けたエイズに関する知識の普及啓発が以前に比べて不足して来ているようです。

重要なことは

  1. エイズに感染してから、発症するまでに10年ほどの潜伏期間があります。その潜伏期間中にエイズ検査を受けて感染していることが分かれば、薬剤を服用することによってエイズ発症の予防が可能です。
     
  2. コンドームの使用が感染を防ぎますが、性行為の最初からきちんと装着することが重要です。途中からでは感染防止効果が減少します。
     
  3. 性感染症があると、エイズに感染しやすくなりますから性感染症があればきちんと治療しておきましょう。

また、梅毒や肝炎、淋病、クラミジア、尖圭コンジローム、性器ヘルペスになったことのあるヒトは、是非一度エイズ゙検査を受けることをお勧めいたします。

 熊本市の場合、匿名、無料でエイズ検査が受けられるサービスがあり、メールで予約ができる時がありますので、勇気を持って利用しましょう。詳しいことは熊本市保健所の感染症対策課にお問い合わせ下さい(096-364-3189)。
 

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