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新インフルエンザワクチンと妊娠

 2015年~2016年のインフルエンザワクチンは、今までのインフルエンザワクチンとは違う新しいタイプになりました。今までのワクチンは3種類(A型2種類とB型1種類)のウイルスに対して効果のある3価ワクチンでしたが、今回の新しいワクチンはB型がさらに追加された4価ワクチン(A型2種類とB型2種類)になりました。この背景にはB型インフルエンザの混合感染が世界的に広がりを見せるようになり、世界的に4価のワクチンをうつ事が推奨されて来たからです。

 ワクチン接種の時期は今(11月)がちょうど良い時期ですが、遅くても12月までには接種しておきましょう。ワクチンを接種して約2週間後くらいからインフルエンザに対する充分な抗体量が産生され、おおよそ5ヶ月ほど持続します。また、4価ワクチンになったからと言って副作用が増えたという報告はありません。

 妊婦に関してまとめると

 ① 妊婦のインフルエンザは重症化しやすいことが分かっています。
 ② 以前はワクチン接種は妊娠14週以降と言われていましたが、現在では妊娠のどの時期でも接種は問題なしとされています。
 ③ 防腐剤の入っていないタイプのワクチンがお勧めですが、防腐剤による妊婦や赤ちゃんへの副作用は、現在の所では認められていません。
 ④ また、授乳中のワクチン接種も問題はないとされています。
 ⑤ 妊娠後期のワクチン接種は生まれてきた赤ちゃんのインフルエンザの予防にも貢献することが明らかとなりました。1本で2人分の効果があるのですから、さらにお勧めです(新生児にはインフルエンザワクチンをうつことはできません)。

 ワクチンを打っても感染の予防は大事です。ワクチンはインフルエンザに罹っても重症化はしない程度の予防と考えておきましょう。うがいや流水と石鹸による時間をかけた丁寧な手洗い、できるだけマスクをして、タオルは家族でも別々にしましょう。外出や人混みを極力避け、感染症状のあるヒトには近づかないことが大切です。もちろん十分な睡眠や栄養をとることを忘れないで下さい。

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