● カウブ指数の計算と体重増加の目安
妊婦さんは2人前食べなければと言うのは、食糧難だったむかしの話です。
食の豊かな現代では、逆の食べ過ぎて太りすぎの妊婦さんが増えています。
妊娠中の体重の増加の目安は、カウブ指数によって計算できます。
● カウブ指数の計算
体重Kg/(身長m×身長m)の計算をして下さい。
18未満の妊婦さんは、妊娠40週を通して12kgまでの体重増加
24未満の妊婦さんは、妊娠40週を通して8kgまでの体重増加
24以上の妊婦さんは、妊娠40週を通して5kgまでの体重増加
28以上の妊婦さんは、分娩時28になる事を目標にしましょう。
● 肥満妊娠は危機一髪
肥満妊娠には以下のような危険性があります。
① 妊娠中毒症になりやすい。
普通の妊婦さんにくらべて約3倍もの高い率で妊娠中毒症になりやすく、母児ともに危険です。
② 巨大児(4000g以上)分娩が多い。
巨大児は分娩後に低血糖を起こしやすく、いろいろなトラブルが多くなります。
③ 帝王切開が多い。
脂肪は産道にもつきますので、赤ちゃんの回り方や、分娩の停止が起こったりして、肥満妊娠は明らかに帝王切開が多くなります。
④ 分娩時間がながびく、分娩時出血量が多くなる。
脂肪がつき産道は狭くなり、赤ちゃんは大きくて、子宮がのびきって陣痛が弱くなるなど、分娩時間が長くなり、また分娩後の子宮の収縮が悪く、出血が多くなり輸血を必要とすることがあります。
⑤ 周産期死亡率が高い。
13kg以上の体重を増やした場合には、約2倍も周産期死亡率が高くなります。
● 妊娠中の食事のポイント
塩分控えめ、カロリーは抑えめ、カルシウム摂取を心がけましょう。
● 1週間の体重増加の目安を守って
妊娠 8~11週 100~300g
妊娠12~23週 300g
妊娠24~27週 500g未満
妊娠28~35週 300g
妊娠36週以降 100g~200g