-妊娠間の体重増加でもリスクも倍増-
-妊娠糖尿病の診断基準が改定されたそうですね。
はい。75gの「ブドウ糖負荷試験」で“空腹時”“1時間値”“2時間値”の値から2つ以上基準値より高いと妊娠糖尿病とされていました。しかし、新基準では基準値のうち一つでも高いと、妊娠糖尿病とみなすこととなり、該当する患者さんがかなり増え、病気への対応を早めることができます。
-胎児への影響について教えてください。
血糖のコントロールができていない妊娠では、赤ちゃんに形態異常が起こることがあり、より早い段階での発見が重要です。また体重が4000g以上の巨大児になることもあり、出産時の母体への負担が心配されます。さらに、呼吸器系が未発達のまま生まれてくるケースなどもあります。
-第2子目妊娠への影響は?
一度妊娠糖尿病にかかると、第2子目以降の妊娠でも再発する可能性が高いと言えます。米国産婦人科学会誌によると、女性2万2000例を10年以上追跡した研究で、妊娠糖尿病について次の発見がありました。
以上の点から、妊娠中の体重増加には十分に気をつけたほうがよいでしょう。