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「いきなりエイズ」を知っていますか?

 HIVウイルスに感染すると、2~3週間くらいたって発熱や咽頭炎などインフルエンザのような症状が、数日つづくことが多いのですが、この時期に診断が出来ると、その後の治療及び経過に圧倒的に有利となります(後述)。

コンドームをきちんと使わずに、不特定多数や同性間で性的な接触をしたなど「感染のリスク」とされる行動のあとにこうした症状があった場合、「どうせ大丈夫だから」と思わず、医療機関を受診して検査を受けてみることが、とても重要です。

HIVウイルスの潜伏期間は10年ほどですが、エイズを発症して初めてHIVウイルス感染症とわかることを、あまりよい言葉ではありませんが「いきなりエイズ」と呼んでいます。

最近はこの「いきなりエイズ」の例がHIV感染者全体の約3割を占め、重篤な状態で分かる例も増加傾向になってきています。

エイズを発症して治療しなかった場合には、その余命は2〜3年と言われています。

エイズを発症してからの治療もある程度は功を奏しますが、その効果は発症前と比較して明らかに劣ることがわかっています。

また、エイズを発症すると、入院治療が必要になる場合も多く、家族や友人、学校や職場に感染を秘密にしておく事も難しくなってきます。

発病しないうちに感染が分かれば、発症しないための最適な治療を受けることもできます。今では、適切な薬剤の投与で平均寿命はHIVウイルスに感染していないヒトと変わらないとの報告もあります。

つまり、生活を変える必要もなく、個人の秘密も守られます。
定期的な検査と持続的な薬剤の投与を受けるだけで、普通の人と同じ生活が可能です。

また、HIV感染の早期発見のためにも性器クラミジア感染症、性器ヘルペス感染症、尖圭コンジローマ、梅毒、淋菌感染症、B型肝炎、アメーバ赤痢等の性感染症の罹患が疑われる方は、HIVに感染しやすいので積極的にHIV検査を実施する必要があります。

エイズの検査は匿名で、かつ無料でできます。メールでの検査予約や夜間の検査も可能です。是非!熊本市保健所や熊本県のHPを参考にしてください。

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