診療について

教えてDr.バックナンバーに戻る

教えてDr.

妊娠前に受けておきたい検査

 初めての性交渉は10代でも、子供を産むのは30代が多くなっています。初回分娩の平均年齢は近年では30.5歳ですから、性交渉の経験から分娩まで15年ほど間があるわけです。つまり、初婚年齢の上昇にともない妊娠するまでにいろいろな性感染症にかかったり、年齢が上昇することによる体力の低下、婦人病や成人病の合併など、妊娠に関してのいろいろな問題が増えてきています。


 妊娠が可能な年齢には当然上限があり、37歳を超えると急激に卵子の数が減少し、なかなか妊娠できなくなります。また、妊娠しても流産や早産の割合は37歳未満に比べて、4倍程度高くなることがわかっています。


 そのため、将来の妊娠を希望するのであれば、できるだけ早くから自分自身が妊娠可能かどうかや、不妊の原因になるような病気がないかどうかを確かめておくことが、重要になってきました。妊娠前に調べておいた方が望ましい検査をまとめてみました。


1.内診・超音波検査
 子宮や卵巣の状態を観察します。超音波検査では子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣腫瘍の有無、子宮奇形なども分かります。不妊の原因となる疾患はできるだけ早くわかっていた方が治療に時間のかかるものもあり、将来の妊娠に有利です。


2.おりもの検査、子宮頚がん検診
 おりものが多いときには、クラミジア、、淋病、トリコモナスなどの性行為感染症を調べておくべきです。特にクラミジアや淋病は、卵管の癒着により不妊や子宮外妊娠の原因となることがあります。早期の発見と治療で妊娠が可能です。
 子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染により起こりますが、パートナーの陰茎がん、赤ちゃんののどのイボ(呼吸器乳頭腫症)の原因にもなります。前癌状態で発見できれば20分程度の手術ですみます。ワクチンを打たない国になりましたから、子宮頸がん検診も必ず受けておきましょう。
 また、最近、急増している梅毒、エイズなどの感染症、そして先天性の奇形の原因になる風疹も妊娠する前に検査しておくことがのぞましいでしょう。

3.メンタルな問題や社会的な問題
 仕事や人間関係での精神的ストレスに、24時間さらされていないか?

妊娠にマイナスに働く生活環境ではないか?いままでに、鬱状態や気分障害などに悩んだことはないか?常用している精神科の薬剤は妊娠に影響しないか?

 妊娠をパートナーも共に希望しているかどうか。育児に協力的なパートナーであるか。経済的にうまくいくかなど確かめておきましょう。

 以上より、これから妊娠可能な女性たちに伝えたいのは、出産するときまではきちんと避妊すること、そして、性感染症の予防を意識し、パートナーが変わるごとに“性感染症検査”をすること。そして、子宮頸がんの予防接種や子宮がん検診もきちんと受けておきましょう。

うしじまクリニックでは妊娠するまでに検査しておいた方が望ましい

①風疹 ②麻疹 ③おたふくかぜ ④水疱瘡 の検査を 6000円で受け付けています。

将来の妊娠を考えているなら、リーゾナブルな料金の今がチャンスです。

教えてDr.バックナンバーに戻る