妊娠中の性交渉は絶対にダメというものではありませんが・・・

早産のリスクとなるのは、清潔が保たれていない場合に

1. 細菌性膣炎から切迫早産の原因となるのこと、
2. 精液に含まれる子宮収縮作用のあるプロスタグランジンなどで収縮や熟化が促されること、
3. 深い挿入により子宮口、頸管が厚挫されることによる性器出血や子宮口熟化が起こることなど、

注意点はいくらかありますが、禁止するものではないので夫婦で話し合ってください。

加えて、感染症対策の面からコンドームの使用を必須としてください。

例えば、サイトメガロウイルスは精液中にも分泌されます。口腔からも感染するので妊娠中はオーラルセックスは避けた方が賢明です。サイトメガロウイルスで赤ちゃんに奇形になったり、夫婦どちらかに口唇ヘルペスのあるときには、性器ヘルペスの原因となり得ます。もし分娩時に性器ヘルペスが発症すれば、赤ちゃんへの感染予防目的で帝王切開分娩になる事があります。

妊娠中だということで、あえてオーラルを選択される方も多いのですけど、よけい注意が必要です。